■選挙演説の上手い下手 朝礼スピーチのネタ「今のことを必ず取り入れる」

■選挙演説の上手い下手 朝礼スピーチのネタ「今のことを必ず取り入れる」

こんにちは。

参議院選挙から一週間近く経ちました。

 

情勢は、事前分析や出口調査でほぼ分かってしまいますので、もう一つ盛り上がりに欠けます。

 

しかし、選挙後の分析番組は、新聞もテレビ局もネット放送も面白いです。

「なるほど、裏にはそんな事情があったのか」と気付かされることが多いです。

選挙前の公平報道の足かせが取れて、ゲストが気軽に意見を言えるようになったからだと思います。

 

 

今回は、選挙演説を例にして、分かりやすい朝礼スピーチのコツについて述べます。

 

今日のブログ概要

 

選挙演説の内容を整理しますと、次の三つに分かられます。

1.今の日本はどういう問題があるか?

2.今の日本になったのは、過去のどんな政策が原因だったのか?

3.今後の日本を良くしていくために、どんな政策を新たに作るべきか?

 

1番目は、現在のこと。

2番目は、過去のこと。

3番目は、未来のことです。

 

朝礼スピーチも、選挙演説と同じこと。

聞き手が理解しやすいように、1番から3番をどのように取り交ぜて喋るかが大切です。

 

 

聞きやすい演説とは?

 

消費税を例にとります。

次の二つのスピーチのうち、どちらが理解しやすいですか?

主張の是非ではなく「どちらのスピーチが聞き取りやすいか?」にご注目ください。

 

1.
消費税を秋から10%位に上げることは既に決まったことです。
必ず10%にしなければいけません。
景気動向を見ながら、今まで税率上げをずっと見送ってきたのですね。
さて、日本政府は1000兆円という赤字を抱えています。
子供や孫の世代までこの赤字を先送りすることができますか?
できませんね。
消費税を8パーセントのままにすると、1000兆円の借金は膨らむ一方です。
ですから、消費税は10%に上げなければいけないのです。

2.
消費税を上げる必要はありません。
今までのことを思い出してください。
消費税を上げるたびに景気が後退しているではありませんか。
景気を上昇させるためには、今後一切消費税を上げてはいけません。
と言いますと、「消費税分の赤字はどうするだ?財源はあるのか?」
と批判されることがあります。
実は、財源は二つもあるんです。
儲かっている企業の法人税をあげること、所得が多い個人の所得税を累進課税すること。
これらによって、消費税分はまかなえるのです。

 

私は、2番が聞き取りやすく、1番が聞き取りにくいのです。

 

「なぜか?」を記す前に、

この演説の横に「過去」「現在」「未来」を加えてみますね。

もう一度、お読み願います。

 

1.
消費税を秋から10%位に上げることは既に決まったことです。→過去
必ず10%にしなければいけません。→未来
景気動向を見ながら、今まで税率上げをずっと見送ってきたのですね。→過去
さて、日本政府は1000兆円という赤字を抱えています。→現在
子供や孫の世代までこの赤字を先送りすることができますか?→未来
できませんね。→未来
消費税を8パーセントのままにすると、1000兆円の借金は膨らむ一方です。→未来
ですから、消費税は10%に上げなければいけないのです。→未来

 

2.
消費税を上げる必要はありません。→現在未来
今までのことを思い出してください。→過去
消費税を上げるたびに景気が後退しているではありませんか。→過去
ですから、景気を上昇させるためには、消費税を上げてはいけません。→現在
と言いますと「消費税分の赤字はどうするだ?財源はあるのか?」と批判されることがあります。→現在
実は、消費税が今のままでも財源は二つもあるんです。→現在
儲かっている企業の法人税をあげること、所得が多い個人の所得税を累進課税すること。→現在未来
これらによって、消費税分はまかなえるのです。→未来

 

1番には未来の話が多いのに比して、2番は現在の話が多いようですね。

 

私個人の感覚に引き寄せた主張になるかもしれませんが、

現在の話の方が耳に入りやすいと思います。

 

私なりに思いますのは、

人は「過ぎさって変えようのない過去」や

「まだどうなるかわからない未来」よりも、

今、「目の前にある現代」の話の方が実感を持ちやすいから分かりやすいのだと思います。

 

 

朝礼スピーチでは、今あなたが体験している現実を盛り込もう

 

過去は過ぎ去ってしまい、もうありません。

未来はまだ来ていないから、どうなるかわかりません。

確かなことは、目の前にある今だけです。

 

したがいまして、人が受け入れやすい話は、いま現在の話です。

それも遠いどこかの話ではなく、あなたがいま体験した話です。

 

 

(遠い世界に思いを寄せることは大切です。

暴動・飢え・圧政などに苦しんでいる国々があります。

これらのことを語るときは、話の中に今の日本との比較を入れると自分事として理解されやすいです)