■洋画「シャイプ・オブ・ウォーター」の交流  今日のカクテル「水の形」

■洋画「シャイプ・オブ・ウォーター」の交流  今日のカクテル「水の形」

人形姫の上半身が魚で、

下半身が人間だったらどうしよう?

 

と戸惑っていました。

 

どうしうよう?って、どうするわけでもないのですが、

上半身が人間であるとは限らないのに、

そうきめつけている物語に違和感を覚えたものです。

 

 

「シャイプ・オブ・ウォーター」の半魚人

 

ここに現れたのが、2017年アカデミー作品賞・監督賞・美術賞・作曲賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」。

上半身が魚で、下半身が人間に近いのです。

半魚人を何と呼ぶか?

ここでは、「彼」と呼びます。

「半魚人」は人間の視点での呼び方で、映画の中で主人公たちにとっては目の前にいるかけがえのない生命としての「彼」だからです。

なお、彼はアマゾンでは「神」とあがめられていたようです。

 

サリーホーキング演じるイライザ・エスポジートと彼が親しくなるにつれ、

彼の顔に表情が現れ人間の顔に見えてくることもあります。

 

 

脱線しますが、高校生時代「とと」と呼ばれる男子学生がいました。

「とと」とは魚の幼児語です。

真正面から見た顔が左右対称で眼が大きいことから、そう呼ばれていたのでしょう。

 

彼を愛する人、イライザを助ける人

 

舞台は1960年代のアメリカ。

黒人夫婦がレストランに入ってくると「席はないです。予約制なので」と食事を断られる場面がありました。

 

そんな社会環境のなか、彼とイライザを助けるのは、親友の黒人女性とゲイの男性。

主人公のイザベラは発話障害を持っています。

発話障害があったからこそ「彼」と言葉以外でコミュニケーションを図ったのでしょう。

 

 

 

彼とイザベルの仲を疑い避こうとするのは、アメリカ陣営およびソ連陣営のストレート白人男性。

 

 

この辺は、あまりにもステレオタイプなのですが、時代を考えれば分からないでもありません。

 

イライザにアメリを感じました

 

「アメリ」は好奇心旺盛でイタズラ好き。

 

 

イライザも似たところがあると感じました。

さらに、思い込んだら、自分の身の危険も顧みない行動力。

周囲の賛同者を味方に付ける人柄。

 

素敵ですね。

 

映画を絵画にすると

 

映画を観ながら、私が抱いたイメージを書きます。

 

半紙を長くつなげていきます。

その真ん中には常に彼が直立で泳いでいます。

彼を円柱の軸として、イライザや他の人々がくっついたり離れたりしています。

 

彼は映画の中ではほとんどが受け身です。

男たちのひどい仕打ちにも受け身、自分の安全を左右する米ソ対立にも関わっていません。

主人公イライザとの行為も受け身であり、脱出計画もイライザに身を任せるのみです。

 

しかし、本当は人々の真ん中に堂々と存在し、彼との関り方で人間が判断されるような神のような存在です。

 

 

今日のカクテル

 

「水の形」

 

・円柱の氷柱をグラスの真ん中に建てる

・水・・・・・60ml

・グラスの下にモーターを置き、水を揺らす。