こんにちは。
今日は朝からしとしと雨。
グループサウンズのタイガーズの『モナリザの微笑み(ほほえみ)』の歌詞、
「雨がしとしと、日曜日。僕は一人で君の帰りを待っていた」
を思い出しました。
(画像引用:Uta-Net)
しとしと雨の類語には(Weblio類語辞典)、
そぼ降る雨・小雨・パラパラ雨・なみだ雨・にわか雨・通り雨があるそうです。
「そぼ降る雨」なんて、一度は使ってみたい言葉ですね。
今回は、居酒屋一軒分の飲み代を基に、金銭感覚について考えてみたいと思います。
今日のブログ概要
人によって金銭感覚はバラバラです。
職場の給与はほぼ同じであっても、各人が抱える扶養家族数・不労所得の額・親と同居か否かなどによって、
お金の使い道とその金額はずいぶんと異なるものです。
それにもかかわらず、「皆の金銭感覚が同じである」かの如く談笑しています。
「あれ?」と感じることが時にあっても、特に話の流れを切ることなく雑談を進めています。
朝礼スピーチには、老若男女、職制・職種が違う方が集まります。
したがいまして、仲間内では共通感覚で理解し合えたことが、朝礼スピーチでは難しいこともあると思います。
特に金銭感覚は人それぞれ大きく異なりますので、朝礼スピーチでは配慮が必要です。
「比較するときの原点」とは?
以前のブログで、東京ドームを例に、比較の基準となる数字の取り扱いについて述べました。
↓
今回のブログは、東京ドームのブログとは逆に、「原点すらも曖昧なものだ」ということを書きます。
居酒屋一軒分の予算について
皆さんは、外飲みなさいますか?
居酒屋・バー・スナック一軒分のご予算は、おいくらでしょうか?
「この靴、居酒屋の飲み代一軒分だったよ」に対して、
「意外と安かったじゃない。良い買い物したね」と答える人もいれば、
「飲み代一軒分もする靴を買ったの!」と驚く人もいます。
「飲み代一軒分を節約してパリ旅行を楽しんだ」に対して、
「へえ、いつも良いお酒飲んでいるんだね」
「長い間飲めなくて大変だったね」と言う人もいます。
一軒分の居酒屋代と一言で申しましても、その金額は人によってバラバラです。
牛丼店でのチョイ飲みで千円の方から、馴染みの居酒屋で3千円程度、あるいは「座るだけで5千円」のお店。
十人十色です。
老後に必要な貯蓄は2千万円?
さて、「年金で足りない老後資金は、夫婦で2千万円」との金融庁審議会報告書が6月に公表されましたね。
「えっ! そんなに必要なの?」
「年金で不十分な額を、国民の自助努力で賄えというのか?」
「落ち着いて計算すれば、2千万円程度用意しなければいけないのは前々から自明のことだ」
などなど、多くの意見が報道されました。
報告書を受け取らないと麻生太郎金融担当大臣が言い出し、さらに混乱しましたね。
些細なことかもしれませんが、報告書を受け取らないとは、審議会メンバーや金融庁職員に失礼だと感じました。
結局は、
「人はそれぞれの金銭感覚で必要となる金額が決まる。2千万円必要だとの標準を示すのは変だ」
との意見を政府が取り上げた形で、
「それぞれの家庭によってライフスタイルが異なるので、『どの家庭も一律2千万円が必要となる』とは限らない」
という玉虫色の物言いに終わった様子です。
金銭に関することがらは、朝礼スピーチでは注意が必要です
居酒屋一軒分の飲み代、
老後資金として貯めておくべき額、
どちらも各人の生活の仕方によって大きく異なってきます。
また、元々持っている資産は、日頃身近な社員同士でも随分と異なります。
自ずと、金銭感覚にはズレが生じます。
したがいまして、金銭に関するスピーチをするときは、十分に配慮なさるのが良いです。