引きこもりというと、以前は青少年が多い印象がありました。
2015年度内閣府調査によりますと、
15~39歳の「若年ひきこもり」は54万千人と推計されました。
中高年のひきこもり
しかし、引きこもりの方々とつねに接する支援者の間では、中高年の方の引きこもりも青少年同様に多いのではないか、
という実感がありました。
そこで、40歳以上の引きこもりを内閣府が2019年度に調べたところ、61万人という推定がなされました。
合計すると、151万人以上、日本の人口の約1%が引きこもっていることになります。
15~39歳データ→「内閣府 若者の生活に関する調査報告書」
40~64歳データ→「内閣府 生活状況に関する調査 (平成30年度)」
引きこもりの定義
・国の定義では、「仕事や学校などの社会参加を避けて家にいる状態が半年以上続く」。
・内閣府の狭い定義では、「ほとんど自室や家から出ない」。
・内閣府の2019年度の広い定義では、「趣味の用事のときだけ外出する人も含め推計。従来は専業主婦(夫)や家事手伝いは一律にひきこもりから除外していたが、今回から変更。回答から、最近半年間に家族以外との会話がほぼなかったとわかる人は、ひきこもりに含めている」。
どの定義にしろ、引きこもりの方は心休まる居場所を持っていないことが読み取れます。
自分が自分として安心しておれる居場所
居場所は、どこでも良いのです。
家庭でもよいし、親戚でもよいし、特定の知人宅でもよい。
A型/B型就労支援移行事業所でもよいし、就労移行支援事業所でもよい。
デイハウスでもよい。
喫茶店でもよいし、趣味の会でもよい。
どこか一箇所、自分が安心していられる場所を見つけられたらと願います。
(参考)
NHKサイト→「引きこもりクライシス 100万人のサバイバル」
引きこもりの仲間→「ウエブ版ひきポス」
今日のカクテル
「居場所」
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