66.古典(例えば徒然草)を朝礼スピーチに

66.古典(例えば徒然草)を朝礼スピーチに

今回は、懐かしい「徒然草」について記します。 

あの吉田兼好(よしだけんこう)が著者の古典です。

 

 

(画像引用:ウィキペディア)

 



 

 

 

吉田兼好とは?

 

「仁和寺(にんなじ)の法師だ」と思っていましたら違いました。

「徒然草」に「仁和寺の法師」が登場するので、てっきり兼好自身が仁和寺の法師だと私が思い込んでいただけでした。

 

兼好の生まれた家は代々吉田神社の神職を務めていました。

兼好の本名は卜部兼好。

しかし兼好は家を継がず吉田兼好と名乗り朝廷に仕えたそうです。

 

(「仁和寺」がタイトルに入っている文章は「仁和寺にある法師」「これも仁和寺の法師」の二つだけです)

 

(画像引用:「仁和寺」のサイト

 

 

『友とするに悪き者、七つあり』

 

 

(画像引用:ウィキペディア)

 

 

吉田兼好は、117段で、友とするに悪い人を7タイプ書いています。

友とするに悪き者、七つあり。
一つには、高く、やんごとなき人。
二つには、若き人。
三つには、病なく、身強き人。
四つには、酒を好む人。
五つには、五つには、猛く勇める兵(つわもの)。
六つには、虚言(そらごと)する人。
七つには、欲深き人。

(現代語訳)

友とするに悪き者、七つある
一つには、身分が高く高貴な人。
二つには、若い人。
三つには、健康で病人の気持ちが分からない人、
四つには、酒を好む人。
五つには、猛々しく勇ましい武士。
六つには、嘘をつく人。
七つには、欲深き人。

 

上昇志向の人や強い人を避けていたようですね。

この兼好の気持ちは、もしかするとお若い方には分かりにくいかもしれません。

自分の弱さを受け入れざるを得ない歳になってからは身に染みて分かってくるようです。

 

 

『良き友、三つあり』

 

 

よき友、三つあり。
一つには、物くるゝ友。
二つには医師(くすし)。
三つには、智恵ある友。

 

兼好さんは正直ですね。

困った時に物(お金?)をくれる友、自分の身体にふさわしいアドバイスをしてくれるお医者さん、相談相手になってくれる友。

私も、そんな友を欲しいです。

 

 

あなたにとって、「良き友」とは?

 

あなたにとりましては、どんな人が良い友でしょうか?

 

悩みを持った時に、ただひたすら傾聴してくれる友。

戸惑った時に相談したら、相談先窓口をアドバイスしてくれる友。

カウンセラー・弁護士・税理士。

親身ではあるものの、でも適度な距離を持つメルトモ。

ショッピング友だち、将棋友だち、麻雀友だち、ウオーキング友だち、酒飲み友だち、、、、、。

 

 

色んな友がいてくれたらいいですね。

 

 

朝礼での話題

 

1.まずは吉田兼好の例を挙げ、

2.次にご自身にとっての良い友を発表し、

3.最後の「みなさんにとって、どんな友が欲しいですか?」と尋ね、

4.少し時間を取ってから、

5.「もしかすると、その答えは『今、みなさんが心配している本質を言い当てているかもしれませんよ」

で終わるスピーチはいかがでしょうか?

 

良いスピーチは、スピーカーが一方的に語るものではありません。

みなに考えさせ、何かに気付いていただけるスピーチが良いですね。