■映画『ジョン・ウイック』のキメ方 朝礼スピーチのコツ「聞き手に負担を与えない」

■映画『ジョン・ウイック』のキメ方 朝礼スピーチのコツ「聞き手に負担を与えない」

こちらは恵みの雨です。

これを機に暑さが引けばいいなあと思います。

 

今日は、拳銃を使った映画を基に、朝礼スピーチのコツを書きます。

残酷なことが苦手な方はどうか読まないでください。

 

 

 

今日のブログ概要

 

映画『ジョン・ウィック』の主人公ジョン・ウイック(キアヌ・リーブス)は、敵を銃撃する際に最後は頭を必ず撃ちます。

「頭を撃つ」という動作が決まり事となっています。

 

(画像引用:公式サイトの新作紹介ポスター)

 

この動作を観ることによって、視聴者は「敵は確実に死んだ。起き上がって反撃はしない」という安心感を抱きます。

主人公の動作と視聴者の気持ちが同時に進行しますので、視聴者は主人公の次の行動だけに集中できます。

 

朝礼スピーチも同じことです。

語り手(発話者)が内容にキレを意識した語り方をするならば、聞き手は語り手と同じスピードで内容を理解できます。

このとき、語り手と聞き手との一体感が生まれるのです。

 

 

 
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ジョン・ウイックの動作と視聴者の反応

 

ジョン・ウイックはプロの暗殺者。

 

(画像引用:ハイパー道楽)

 

銃撃戦の中、まずは、1~3発の銃弾で敵の身体を撃ちます。

身体は的(マト)が大きいから、瞬時の射撃においては身体を狙うことが必然です。

身体を撃つことで相手の攻撃力を出来る限り奪い取ったのち、頭にとどめの一発です。

 

この方法で、数十人を銃撃します。

 

(画像引用:ハイパー道楽)

 

(敵は防弾服を着ており、身体を撃ってもまだ攻撃力が残っています。
確実に仕留めるには頭を撃つ必要があるという現実論もあります。
しかし、ここでは現実論が大切なのではなく、
頭を撃つという「お約束」(様式美)を述べます)

 

ジョン・ウイックのこの動作は、視聴者に次の感覚を与えることになります。

 

1.

(ジョン・ウイック)
敵の身体を撃つ。

(視聴者)
先手を取った。
しかし、敵にはまだ攻撃力が残っていて反撃される余地がある。
ジョン・ウイックが後ろから撃たれることが心配だ。

 

2.

(ジョン・ウイック)
敵の頭を撃つ。

(視聴者)
敵から反撃されることはない。
安心した。

 

3.

(ジョン・ウイック)
次の敵に向かって前へ進む。

(視聴者)
仕留められた敵を一切気にする必要がなく、ジョン・ウイックと一緒に前へ意識を向けられる。

 

ここで大切なのは、2番の「安心感を視聴者に持たせること」です。

敵から後ろから狙われるのではないかという心配がなくなる分、視聴者の心の負担が減ります。

ある意味では、視聴者がジョン・ウイックを手助けして頭を撃っているとも言えます。

物事が決まり通りに進むことに、達成感とともに心地よささえ視聴者は覚えます。

 

 

(映画によっては、例えばホラー映画のように、安心させずにハラハラドキドキ感を維持させることが大切なこともありますね)

 

朝礼スピーチには、キレが大切

 

語り手の内容と語り口に戸惑いがあってはいけません。

聞き手の意識がそこで止まってしまうからです。

 

一端、語り手の主張と聞き手の理解の間に溝ができますと、朝礼スピーチという限られた時間内では、なかなか埋まりません。

 

そこで、語り手は工夫が必要です。

どんな工夫でしょうか?

 

 

文を幾つも連ねて喋りますと、話がどの方向に進むのかを聞き手が理解することが困難になります。

 

「〇〇の場合、〇〇だけれども、〇〇のケースもあるから、〇〇だと思うが、〇〇とも言える」

こんな語り口ですと、聞き手が混乱します。

語り手さえ、喋りにくいことでしょう。

 

文を切るという工夫が必要です。

 

「〇〇の場合は、〇〇だ。しかし、例外もある。この場合は〇〇だ。結論として、〇〇は〇〇だと考える」

聞き手にとって、こちらの方が分かりやすいですね。

 

ジョン・ウイックは一つ一つの動作を区切ります。

 

敵の身体を撃つ→頭を撃つ→前進する→敵を見つける→身体を撃つ→頭を撃つ

この繰り返しがリズムを生みます。

そして、視聴者とジョン・ウイックの間に一体感が醸し出されます。

 

朝礼スピーチでは、ジョン・ウイックの行動様式を試してください!