おはようございます。
東京を中心とした台風、すさまじかったのですね。
被害や交通混乱を朝のニュースで知りました。
さて、前回のブログ、
『円グラフ派? 帯グラフ派? 朝礼スピーチのネタ「哲学的なことを語るとき」』
の続きを書きます。
円グラフと帯グラフの元来の違いと使用方法について
元来は、
円グラフは、全体に占める部分の割合を表すために都合がよく、
帯グラフは、部分と部分との割合を表すために都合よくできています。
夏休みの予定表に話を戻せば、
円グラフは、24時間の中で勉強時間がどれくらいの割合かを直感的に理解でき、
帯グラフは、勉強時間と手伝い時間を比べてどちらの割合が大きいかが理解しやすいです。
しかし、前回のブログで書きましたように、一日の予定表に円グラフと帯グラフが流用されています。
どうしてでしょうか?
次の章で私の推論を書きます。
円グラフと時計
私の推論は、こうです。
1.もともと一日の予定表には、円グラフを使わず帯グラフが主流だった。
2.時間を知るための時計は、円の形をしている。
3.一日の予定表を、時計と同形の丸い円グラフで表すようになった。
すなわち、時間を円グラフで表すようになったのは、時計が丸かったという理由に過ぎないという結論です。
帯グラフと時計
もしも、時計が帯グラフのような形をしていたならば、一日の予定表は帯グラフで表すのが主流だったと思います。
あいにく、機械技術が丸い時計を作るのに向いていただけだと思います。
バネの動力を歯車に伝え、針を丸く回す技術が簡単だったのでしょう。
もしも次のような時計を作る技術が簡単だったならば、帯グラフ型の時計が主流を占めたかもしれません。
円グラフ型時間と帯グラフ型時間のイメージ
時間のイメージをイラストにしました。
円グラフ型時間は、一日が軸に順番に張り付いていますので、1日から31日まで一直線に進まざるを得ません。
一方、帯グラフ型時間は、一日一日が独立した短冊ですので、それぞれの日を入れ替える可能です。
(SFのように実際に入れ替え可能という意味ではなく、時間の考え方として入れ替え可能という意味です)