こんにちは。
台湾のデジタル担当閣僚であるオードリー・タン氏が2月22日に、福島県の若者とオンラインで交流し、互いの国・地域が抱える課題を巡り意見交換しました。
オードリー・タン氏は、最後にメッセージを若者に残しました
このメッセージは、アメリカのフォークシンガーの歌詞でした。
今回は、歌詞や詩を朝礼で語ることについて記します。


オードリー・タンさんのメッセージ
オードリー・タンさんが福島の若者に残したメッセージは歌詞の一節でした。
詩人でシンガーであるレナード・コーエンさんの「アンセム」という楽曲の歌詞です。
(もしかすると、楽曲の前にコーエンさんの詩があり、その詩を基に歌詞を作ったのかもしれません)
Ring the bells that still can ring
Forget your perfect offering
There is a crack, a crack in everything
That’s how the light gets in.
【PLAZMAの訳→「オードリー氏と関治之氏との対談より」】
鳴らせる鐘を鳴らそう
完璧なモノがある、とは思うな
すべてのものには裂け目がある
裂け目があるからこそ、そこから光が差し込むのだ
【成田悦子さんの訳→「たそがれ」】
耐えず鳴り響き得る鐘を鳴らせ
非の打ち所のない提案をしようと、夢中になるな
万事に裂け目がある
だから、光が入り込む
【M Naomiさんの訳→「Anthem」 (日本語 の翻訳)】
まだ鳴る鐘を鳴らせ完璧にすることはやめろすべてに割れ目があるだから光が差し込むのだ
私は、「弱点や間違いは誰にでもある。完璧を目指す必要はない。自分なりにできることをしよう」と理解しました。
励まされますね。
好きになった詩や歌詞の一節を挙げて、朝礼スピーチを。
朝礼スピーチのネタは事件や社会問題などの時事が望ましいと思い込んでいる方がいらっしゃいます。
でも私の考えは、「自分から離れた遠いことよりも、自分が身近に感じていることがネタでもよい」です。
お好きな詩や歌詞の一節を朗読なさり、「なぜ自分はこの一節が好きなのか」を語ると、あなたらしい朝礼スピーチになります。