■半額に惹かれますか? 今日のカクテル「ブランド」

■半額に惹かれますか? 今日のカクテル「ブランド」

昨日のお客さまのお話。

 

評判店の「令和ケーキ」

 

評判のお店を初めて訪ねて、プレゼント用にケーキを4個買ったそうです。

モンブラン、チーズケーキ、ショートケーキ、

そして、令和ケーキ。

果物が盛り上がり、スポンジは幾層かに分かれていて、層ごとに色が異なったクリームが入っていたそうです。

令和煎餅や令和饅頭とは違い、「令和」という文字もなければ、旗も立っていなかったとのこと。

さすが、評判のお店ですものね。

 

と、ここまではお店への好評。

 

そのあとは、

あのお店、ありがたみがないのよね。

幾つかのケーキが半額で売られていたの。

なぜと尋ねると、今日までが賞味期限だからですって。

なんだかね」

 

お客さまの不満とは

 

お話を伺っておりますと、

 

1、
ケーキの賞味期限が2日間あるということ。

2、
半額のケーキが売られているということ。

 

この二つがご不満だそうです。

 

どちらもありがたい話だと思うのですが、

「許せない」のは、

・2日間も持つ素材を使ってほしくない。

・半額のケーキを売ってほしくない。

 

「評判店でケーキを買いプレゼントするということの『ありがたみ』がなくなるじゃない、

ねえ、そう思わない、マスターーー」

(同意を迫るときに呼ばれる「マスター」は、なぜか語尾が長くなるのです。)

 

「そういうものですかねえ。それでは、うちのカクテルの値段も上げましょうか?」

と、とぼけて申しましたら、

「ここは、マスターがいてくれるから有難味があるの。値段は半額にしてよ」。

 

 

ブランドを保つには

 

そういえば、有名ブランド店は、

シーズンの売れ残り商品をバーゲンせず、別チャンネルで販売もしないと聞いたことを思い出しました。

万が一にも売れ残り商品が流通しないいよう、念のため商品に穴をあけるという丁寧さ。

もったいないことをするものだと思いましたよ。

 

でも、昨日のお客さまの愚痴を伺うと、

商品のブランドを守ることこそがビジネスで大切なのかなと思い直しました。

 

実は馴染みの卸店から特別に安い価格でボトルが入ることが時にあるのです。

私は心を鬼にして値引きしないほうがいいですね。

ね?

 

さて、ブランドとは「のれん代」みたいなものだと思います。

企業買収の際は、企業のブランド評価を見積もって「のれん代」(日経)として買収額に加算しますね。

東芝や日本郵政が見積額を誤り損しましたね。(ダイヤモンド)

うちのバーを買収したい方、のれん代が想像以上に高いですよ。

 

 

 

 

今日のカクテル

 

「ブランド」

 

・品質・・・・・・・20ml

・魔性・・・・・・・10ml

・僅少・・・・・・・10ml

・ビジネス戦略・・・20ml

 

(ビジネス戦略がないときは、商人魂でも可)