こんにちは。
前回は、地名から思い浮かぶ季節について書きました。
今回は、映画から思い浮かぶ季節について記します。
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アメリカ映画「ある愛の詩」の季節を例に
短期間の出来事を撮った作品の映画の場合は、登場人物の服装や風景から季節が分かりますね。
この場合は、映画から思い浮かぶ季節として、多くの方々が映画に映っている季節を挙げることでしょう。
しかし、1年間あるいは何年もの期間を通して撮った映画は、鑑賞者によってバラバラの季節が思い浮かぶことと思います。
印象深い場面は人それぞれ異なるからです。
さて、1970年のアメリカ映画に「ある愛の詩(うた):原題は”Love Story”」があります。
第43回アカデミー賞にいくつかの部門でノミネートされました映画です。
Wikipediaによりますと、「(原作は)アメリカにおける1970年の年間小説売り上げ第1位となり、33か国語に翻訳された。映画は、1971年の興行成績第1位となった。」そうです。
→YouTube動画「Ali MacGraw, Ryan O’Neal – Love Story / ある愛の詩 1970」
この映画の場面の多くが晩秋から初春にかけて。特に雪積もる冬です。
特に評判になった場面は、映画冒頭とデートのシーンです。
しかし、
しかしです。
この映画の季節は、私の印象では夏なのです。
なぜ夏なのか?
ほんの数十秒間(←私の記憶)、海辺での場面があり、そこが頭に焼き付いたのでしょう。
→夏の場面
余りにも冬の重苦しい場面が続くので、わずかな夏の場面が印象的だったのかもしれません。
エリック・シーガル原作の小説も何度も読みました。
高校時代は、「野菊の墓」と「ある愛の詩」、この二つの小説で涙を使い果たしました。
(画像引用:Amazon 小説の表紙です)
なお、フランシス・レイ作曲の主題歌をアメリカではアンディー・ウイリアムズが、日本では故尾崎紀世彦さんが歌ったのが有名です。
→「'(Where Do I Begin?) LOVE STORY – Andy Williams 【洋楽和訳】 「ある愛の詩」アンディウィリアムズ 1971年映画音楽」
「雪の戯れ」という曲も大好きです。
二人で雪と戯れる場面も素敵ですね。
私も映画の真似をして後ろ向きに倒れて遊んでいました。
→「Snow Frolic (Love Story)—Francis Lai」(邦題:雪の戯れ)
おまけの映画紹介を。
「ある愛の詩」の5年後、
「ラスト・コンサート」という映画も日本で流行りました。
いい映画だったなあ。
(画像引用:ヤフオク)
当時、地方の映画館は二本立てでした。
「カサンドラ・クロス」と一緒に上映されました。
「カサンドラ・クロス」を観にいったら「ラスト・コンサート」も観られて得でした。
ドキドキしたらいいのか、泣いたらいいのか、わかりませんでした。
サントラミュージック→「Stelvio Cipriani 映画「ラストコンサート」 Dedicato a una stella」
名曲ですよー。
洋画の季節
2010年代のアカデミー作品賞ノミネート映画の季節は?
私の印象を記しますね。
(画像引用:Amazon)
「ジョーカー 2019」・・・秋(主人公の心が寂しく切なく感じました)
「スリー・ビルボード 2018」・・・夏(砂漠のような場所のせいかな)
「ムーンライト 2017」・・・夏(海のシーン、特に光が強烈)
「ラ・ラ・ランド 2017」・・・秋(”A Lovely Night”が冬で、”City of Stars”が秋)
「マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017」・・・冬(風景が冬)
「オデッセイ 2016」・・・夏(火星なのに)
「アメリカン・スナイパー 2015」・・・春(戦闘場面ではなく、アメリカ本土の印象)
「ゼロ・グラビティー 2014」・・・春(宇宙空間なのに)
「アルゴ 2013」・・・夏(群衆の多さから暑そう)
「ヘルプ~心がつなぐストーリー 2012」・・・春(題名の雰囲気からかな)
「英国王のスピーチ 2011」・・・冬(主人公と奥さんの心が)
「ウインターズ・ボーン 2011」・・・冬(題名と箱の絵がずっと気になっています。子どもと地域の経済的に過酷な生活が描かれているそうで、実はまだ観ていないのです)
「アバター 2010」・・・正月(満員で一番前列で観ました)
(画像引用:Amazon)
季節の印象は何が原因なんだろう?
まずは、言い訳を。
私は記憶力に自信がありません。
さらに観察力も小さく、ぼーっとしています。
ですので、季節を意識することなくあらすじを追うのに精一杯です。
映画の本当の季節と私の印象は一致していないことが、今回分かりました。
映画タイトルから受ける印象やわずか一場面の印象が強くて、そこから季節感を記憶しているようです。
きっと、
多分、
もしかすると、
私だけではなく、何人かは、
自分のこだわりや錯覚が原因で、映画の季節を誤って記憶されていらっしゃるかもしれません。
自社の商品とサービスの印象を
季節の観点からスピーチで語ってみましょう
と、書きましたが、ぴったりの例が思いつかないので、後日に追記します。
ご勘弁を。
(2022年2月22日時点:今だ良い例が思いつきません)
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