86.国の予算。大きな数字を小さな数字と比較して朝礼スピーチを。

86.国の予算。大きな数字を小さな数字と比較して朝礼スピーチを。

こんにちは。

 

私たちが日常生活を送る中で見聞きする大きな金額は何でしょうか?

 

・一ヵ月の営業ノルマ?

・住宅ローンの残高?

・企業の年間売上高?

・宝くじの一等賞金額?

 

私は、日本国の予算だと思います。

 

そこで、幾つかのサイトで国の予算を調べてみました。

 

なお、1万円が1万枚で1億円。

1億円が1万集まって1兆円です。

1億円の宝くじに1万回当選すると、1兆円となります。

 

 

 

【目次】

1.一般会計の歳入

2.一般会計の歳出

3.普通国債残高の推移

4.歳出・税収・国債発行高の推移

5.特別会計

6.予算の中で気になった点

7.今までのブログ一覧

 

1章~4章までは、財務省のサイトから図表をコピーしました。

 

 

1.一般会計の歳入

 

 

 

 

いつの間にやら、消費税の割合が大きくなっていますね。

消費税率を減らせば消費が増え景気が良くなり、所得税と法人税が増えると思うのですが・・・・・。

 

 

 

2.一般会計の歳出

 

 

 

 

社会保障のうち医療費が高額で推移しているのは、日本医師会と製薬会社の力が強いのでしょうか?

 

厚生労働省→「社会保障の給付と負担の現状(2021年度予算ベース)」

ニッセイ基礎研究所→「2022年度の社会保障予算を分析する-診療報酬改定で攻防、参院選後はどうなる?」

 

 

 

 

 

 

3.普通国債残高の推移

 

 

 

 

 

4.歳出・税収・国債発行高の推移

 

 

 

末広がりのワニの口が閉じるまでに、いったい何十年かかるのだろうか??????

 

 

 

5.特別会計

 

 

特別会計については、読めども読めども私には理解できませんでした。

そこで、私がある程度理解できました二つのサイトを引用します。

 

・その1「NHK出版サイト(2014年4月30日)」。

・その2「米国個別株とETFサイト」2021年12月24日」。

 

(※ 引用しました文章は取捨選択しました。また、文章図表の順序と位置を変えました)

 

その1

「NHK出版サイト(2014年4月30日)」

「特別会計」という謎の予算について――30代のための財政入門【6】

 

(引用元:NHK出版「ジレンマ+」→「特別会計」という謎の予算について――30代のための財政入門【6】

 

 

月収30万しかないのに、借金をしまくって毎月53万円使って暮らしている人。 それが現在の日本だ! という衝撃の事実が、前回判明しました。 そのショックから立ち直るヒマもなく、今度は400兆円もの「特別会計」という 謎の存在が目の前にたちはだかります……。

――前回、国の会計は一般会計の95兆円だけではなくて、別に400兆円以上もの「特別会計」というのがあると教えてもらいました。
どうして一般会計のほかにわざわざいくつも予算をつくって、ややこしいことをするんですか?  

小黒
 おっしゃるとおり、本来であれば、予算は一つのほうがスッキリするに決まっていますよね。
一般会計予算は、税や公債などを財源として受け入れ、社会保障、地方交付金、教育、公共事業、防衛など国の基本的な政策の経費を賄う会計ですが、国の事業はそれ以外にもひじょうに広範囲にわたっています。
さらに、その内容も複雑化しているので、事業によってはその歳入・歳出を一般会計と区分し、別の会計に計上する方が、個々の事業状況や資金の運用実績などが明確となる場合もあります。 それで一般会計とは別に、特別会計があるんです。

■事業別に管理している「特別会計」
 
 ―― 家計でいえば、使いみち別に封筒に分けて管理しているお金、みたいなイメージですか?

 
小黒 そうですね。食費や光熱費などの一般家計費(一般会計)もあれば、目的別に予算を管理したいもの(特別会計)もありますよね。学資とか旅行資金を毎月1万円ずつ積み立てていたりすれば、フローで1万円の支出になり、積み上がっているぶんはストックとなります。
今月はちょっと食費がかかりすぎちゃったので、1万円の学資積立金を食費に回そう、なんてことがあると、特別会計から一般会計に1万円繰り入れとなる。そんなイメージです。

―― じゃあ、あくまで家のなかでのやりとりなんだけれど、家計簿上は費目や別口座のあいだでやりとりがあって、お金の動き(収入と支出)が増えているということですか。

小黒 そういうことです。
特別会計の要件には3つあって、
①国が特定の事業を行なう場合(例:年金特別会計)
②特定の資金を保有してその運用を行う場合(例:財政投融資特別会計、外国為替資金特別会計)
③その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て一般の歳入・歳出と区分して経理する必要がある場合(例:国債整理基金特別会計)
に限って特別会計の設置が認められます。
いま、特別会計として設置されているものは18あって、下の表のとおりです。

 

 

 

特別会計の種類

 

 

その2.

「米国個別株とETF」

よくわかる予算の話 ~特別会計と一般会計、合わせた歳入・歳出は何兆円?~

 

 

(引用元:「米国個別株とETF」→よくわかる予算の話 ~特別会計と一般会計、合わせた歳入・歳出は何兆円?~

 

 

 

特別会計とは?

でも、これだけでは、本当は、政府予算の中身は分かりません。政府の予算には、一般会計のほかにも特別会計があるからです。

これは、国の行う事業や資金の運用、一般会計とは別の経理などを含んだ会計です。

「何それ」と思われた方もいるかもしれませんが、政府に入るお金には、税収のほかに年金保険料や医療保険料などがあることを思い出してください。

給料から引かれる所得税は一般会計の歳入に入りますが、公的な保険料のほうは、特別会計に入っているからです。そして、高齢者がもらう年金には、一般会計で集めた税金も含まれているので、二つの会計は複雑にリンクしています。

財政法第13条第2項では、政府が「特定の事業を行う場合」「特定の資金を保有してその運用を行う場合」「その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合」には特別会計を組むことを認めています。

そして、特別会計には、以下の項目があります(カッコ内は所管省庁)。

  • 交付税及び譲与税配付金特別会計 (内閣府、総務省及び財務省)
  • 地震再保険特別会計 (財務省)
  • 国債整理基金特別会計 (財務省)
  • 外国為替資金特別会計 (財務省)
  • 財政投融資特別会計 (財務省及び国土交通省)
  • エネルギー対策特別会計 (内閣府、文部科学省、経済産業省及び 環境省)
  • 労働保険特別会計(厚生労働省)
  • 年金特別会計(内閣府及び厚生労働省)
  • 食料安定供給特別会計 (農林水産省)
  • 国有林野事業債務管理特別会計 (農林水産省)
  • 貿易再保険特別会計 (経済産業省)
  • 特許特別会計 (経済産業省)
  • 自動車安全特別会計(国土交通省)
  • 東日本大震災復興特別会計 (内閣府ほか主要省庁)

特別会計は、所管省庁の利権確保の手段になったり、天下り先になったりする危険性が、たびたび指摘されています。

新聞報道では一般会計の話しか出ていませんが、国の予算は、この特別会計と一般会計を足した総額で見なければ実態はつかめません。

 

名目GDPの中の民間部門と政府部門、輸出入の比率

では、政府でつくられる予算の数字を日本経済全体のGDPの中で見ていったら、どうなるのでしょうか。名目GDPに関して、その内訳は2019年度の「国民経済計算」に出ています。

  • 1:民間最終消費支出(民間消費の合計)299兆8126億円
  • 2:政府最終消費支出(政府消費の合計)110兆 851億円
  • 3:総資本形成(政府と民間の投資合計)138兆9630億円
  • 4:在庫変動 2110億円
  • 5:財貨・サービスの純輸出 1224億円

(1)財貨・サービスの輸出 102兆4117億円
(2)財貨・サービスの輸入 101兆1880億円

  • 国内総生産(支出側)(≒1+2+3+4+5) 552兆9305億円

2019年度の数字で見ると、552兆9305億円のGDPのうち、民間最終消費支出が299兆8126億円を占めています。民間消費が最大の部門で全体の54.2%に相当します。

しかし、近年、不況対策のために公的部門が使うお金が増えているので、政府の肥大化を警戒していく必要があります。

 

 

 

6.予算の中で気になった点

 

 

一般会計について。

「どこに予算を多く付けるか」および「税をどこから重く徴収するか」、これは細かく申せばキリがありませんので省略します。

 

特別会計について。

項目ごとの内容と予算については調べておりませんので、個別の指摘はできませんが、

設置当時は意義があった役割や法人であったとしても、今の時代に必要な仕事・組織かは不明です。

細かく組織が分かれていますと、分掌ごとに役員・管理職・事務職を置かねばいけませんので、人件費がかさむのではないでしょうか。

また、民間に委託できるものとできないものとの精査が必要だと思います。

と理想を申しても、特別会計のおかげで既得権を甘受している数多の団体の抵抗は激しいことでしょう。

また、公務員にとっては天下り先確保、

政治家にとっては利権確保が何よりも大切ですね。

組織を廃止することはもちろん、項目を削ること・予算を削減することは困難なことでしょう。

なお、一般会計も同様のことがいえると思います。

 

アンタッチャブルの領域・・・誰も手をつけることができません。

 

 

ということで、今回は朝礼スピーチにふさわしくないテーマを記しました。

しかし、大きな数字を自分なりに読み解いて、その額を個人や会社の数字と比較するのも良い刺激になるかと思います。

 

ちなみに、トヨタ自動車の2021年度連結決算は、売上高が31兆3795億円、営業利益が2兆9956億円。

 

サラリーマンの小遣いの平均は、男性が月平均3.8万円、女性が3.4万円程度。

参考サイト→ARUHIマガジン「会社員の小遣いは一般的にどのくらい? 男女それぞれの平均の小遣い額や使い道は?」

 

 

 

 

 

7.今までのブログ一覧

 

トップ画面(最新ブログ)は、こちらです。→ 「昭和オジサンが謎を基に、スピーチのネタをアドバイス」

 

86.国の予算。大きな数字を小さな数字と比較して朝礼スピーチを。(2022年7月20日)

85.どこか変だぞ、京都の敬語。(2022年7月14日)

84.宇宙の不思議(2022年6月24日)

83.医学部の授業に「臨床コミュニケーション」を開設してほしい。

82.川に落ちる人。

81.「俺ら東京さ行ぐだ」。吉幾三さんの歌詞と1968年の地方を比べた(2022年3月17日)

80.虚無感から脱け出るヒントとなる映画(2022年3月14日)

79.クラシックスターが現代にやって来る。 ヤァ! ヤァ! ヤァ!(2022年3月11日)

78.引きこもる力(2022年3月7日)

77.カーリング女子報道について(2022年2月21日)

76.ソフホーズとコルホーズ(ソ連の農場形態)を覚えていますか?(2022年2月17日)

75.若者言葉から現代を知る。2022年2月15日

74.将棋棋士とプロ野球選手の年俸2022年2月9日

73.「空想地図」からマーケティングのヒントを得る2021年11月22日

72.電波時計の仕組みを利用して新たな利用方法を考える2021年11月4日

71.遠距離恋愛が、昔は困難だった理由2021年10月8日

70.映画から、どんな季節が思い浮かびますか? 

69.地名が季語になったらいいな。物でも人でも季語にしてみよう。 

68.九九の話 お願いがあります。 

67.日本の大きさに驚いた。 

66.古典(例えば徒然草)をスピーチに 

65.エスニックジョークをスピーチに使ってみましょう。 

64.用途という判断基準を捨てて、自社の商品・サービスのカテゴリーを見直すスピーチを! 

63.小道具を使って、スピーチを行う・・・週刊文春がつい気になります 

62.お好きな歌詞や詩でスピーチを。オードリー・タンさんと福島の若者との交流を例に。 

61.地域の魅力ランキングを「スピーチ」で語る 

60.言語を例に:思い込みを捨ててみると真実が見えてくる。 

59.「化」を付ける面白さ 

58.ぴえん・・・新語2020 

57.「釣り」の新しい意味 

56.何かを介在させて、人とコミュニケーションを持つ。「スピーチのネタ」 

55.累進課税と似ていることを日常から探す。「スピーチのネタ」 

54.ラグビーワールドカップならば試合以外を書く。「スピーチのネタ」 

53.自分の匂いに気づけないのはどうして? 「スピーチのネタ」 

52.円グラフと帯グラフの時間(前ブログの続き) 

51.円グラフ派? 帯グラフ派? スピーチのネタ「哲学的なことを語るとき」  

50.居酒屋一軒分の予算は? スピーチのネタ「金銭に関する事柄は注意!」 

49.恋は不思議♪ 朝礼スピーチのコツ「個人的な不思議・疑問を語る」 

48.オリンピック・パラリンピック 朝礼スピーチのコツ「数字を添えて」 

47.映画『ジョン・ウイック』のキメ方 スピーチのコツ「聞き手に負担を与えない」 

46.髪型の強制は嫌だ! スピーチのコツ「マイナス言葉で締めない」 

45.宇宙人ジョーンズの地球調査 スピーチのネタ「宇宙人になってみる」 

44.お尻も洗ってほしい スピーチのネタ「宣伝コピーをヒントに」 

43.1秒とは? スピーチのネタ「同じ1秒でも場面によって人によって価値が異なる」  

42.今すぐにでも実現する夢 スピーチのネタ「夢を2種類つくる」  

41.温度の0度は、何が基準? スピーチのネタ「日常を振り返る」 

40.スピーチは、評価でもなければ競争でもない スピーチのネタ「自分らしさ」 

39.選挙演説の上手い下手 スピーチのネタ「今のことを必ず取り入れる」 

38.湘南ソング スピーチのネタ「地域を話題にする」 

37.あなたを見守ってくれる方はいますか? スピーチのネタ「メンターの存在」 

36.東京ドーム〇個分の例え スピーチのネタ「比較するときは原点を明確に」 

35.神は細部に宿る スピーチのネタ「小さなことに心を込める」 

34.野球を絵画で観る スピーチのネタ「人によって、何ごとも違って見える」 

33.今どきの教科書 スピーチのネタ「自分の過去と現代との比較」 

32.今日からスマホ、デビュー  スピーチのネタ「相手の関心事に絞って話す」 

31.PC履歴の削除 スピーチのネタ「捨て去り、最後に残ったもの」 

30.ハンドルを握る位置  スピーチのネタ「思い込みに気付いたら」 

29.身長の差 スピーチのネタ「キリンと猫の視点」 

28.本当にそうだろうか?  スピーチのネタ「平穏な日常を疑ってみる」 

27.数字の便利な読み方 スピーチのネタ「大きな数字は、身近なものに置き換えて」 

26.コンンビニに何を求めますか? スピーチのネタ「コンビニを通して需要を喚起」 

25.カラスと会話 今日のカクテル「心霊写真」 

24.英単語が聞き取れた! 今日のカクテル「2020東京オリンピック」 

23.音が撮れるチェキの技術を現場に応用したい 今日のカクテル「魔法」 

22.京都の「田の字」エリア  

21.伝統産業とパッケージ 今日のカクテル「パッケージ」 

20.引きこもり100万人の居場所。 今日のカクテル「居場所」

19.バー「山小屋」のマスターへ 今日のカクテル「将棋指しのマティーニ」

18.洋画「シャイプ・オブ・ウォーター」の交流  今日のカクテル「水の形」

17.サンドウイッチマン:主客逆転の笑 今日のカクテル

16.『でんでん虫の悲しみ』(新美南吉) 今日のカクテル「悲しみ」

15.Beatlesを目指した日本のグループ 今日のカクテル「ビートルズ」

14.思春期に自分を支えてくれた本 今日のカクテル「思春期」

13.カクテルのコンテスト(コンペ) 今日のカクテル「修行」

12.人を救うと、自分が救われる 今日のカクテル「救い」

11.見たい夢を見る方法 今日のカクテル「夢の中で」

10.寝酒の効用  今日のカクテル「一日の終わりに」

9.お酒とウコン 今日のカクテル「ウコンさま」

8.国の借金が1103兆円(国民一人当たり約874万円) 今日のカクテル「計算と名称のトリック」

7.半額に惹かれますか? 今日のカクテル「ブランド」

6.エスカレーター、歩きますか? 今日のカクテル「セッカチ」

5.大統領の使命とは? 今日のカクテル「ザ・プレジデント」

4.日本の一番長い数日間 今日のカクテル「労働」

3.開店寿司は、右回り? 今日のカクテル「お寿司」

2.悩ましい、ドリンクの値段設定 今日のカクテル「プライス」

1.世界には不思議がたくさんある! 今日のカクテル「ザ・格言」