ラジオを今朝聴いていたら、エスカレーターの乗り方がテーマでした。
このテーマでの議論を昨年あたりからしばしば耳にするので、またかと思いながらも聞き続けました。
ここ数年、外国人観光客が増え続けているうえ、東京オリンピックが近づいたことが、議論が増えたきっかけだそうです。
Contents
エスカレーターに初めて乗った時って覚えていますか?
私はたぶん10歳ころだと思います。
昭和40年代です。
県庁所在地のデパートのエスカレーターが初めてだった記憶があります。
ちなみに、エレベーターも昭和の中旬ごろが初体験。
実は今でも(令和元年)、エスカレーターは故郷の町では1基しか見たことがありません。
数年前に建った市役所の別館にエスカレーターがあります。
もう少しだけ昔話にお付き合いをお願いします。
舗装された道路を故郷で見たのは昭和40年ころ。
信号機が町に付いたのがその数年後でした。
ちなみに、日本初のエスカレーターは、1914年(大正3年)に設置されたそうです。
一方、エレベーターは、1890年(明治23年)が初設置です。
なお、我がバーがお世話になっている京都には、東華菜館(四条大橋となり)という北京料理店があります。
このお店で、日本に現存する一番古いエレベーターが現役で動いています。
バーにお越しのお客さまから中華料理店を尋ねられた際は、こちらをご紹介することが多いです。
風に吹かれながら屋上席から見る東山と鴨川は絶景です。
メニューのお値段?
数名で数種類の料理を召し上がって、お一人当たり2~4千円でしょうか。
このお店の設計は私が好きな建築家、ヴォーリスです。
お客様は、エスカレーターで歩きますか?
そもそも、エスカレーターを歩く人って、以前はいらっしゃらなかったのではないかと思います。
なぜなら、
1970年代の東京。
エスカレーターではどなたも歩いていませんでしたよ。
なぜ、そんな記憶があるかと申しますと、大阪旅行に行ったとき、
「うわぁ、エスカレーターで人が歩いている。さすが大阪人はせっかちやなあ」と思ったことを覚えているからです。
でも、でも、、、、
私の大阪の思い出は、エスカレーターではなく「梅田駅の動く歩道」の記憶と勘違いしているのかもしれません。
ということは、東京でもエスカレーターを歩いていたということになりますね。
いい加減な記憶ですみません。
ところで、お客さまはエスカレーターで歩きますか?
私は滅多に歩きません。
エレベーターは足がだるいときに楽ちんですから。
急いでいるときは階段を歩きますし。
とは言っても、空いている(=皆さんが歩いている)側に立ち続ける「度胸」はありません。
シミュレーションと現場実験の結果は?
混雑している場合、
二列で立ったまま利用したほうが速く上へたどり着けるのか、
はたまた一方を歩く人用に空けて利用したほうが速いのか?
コンピュータのシミュレーションと、現場での実地実験。
両方とも同じ結果が出ているそうです。
多人数を速く移動させるには、歩かず2列で立って乗った方が効率が良いというのが結果です。
ただ、「一歩でも速く目的地に着きたい」という心理的な思いにも配慮が必要です。
「急いでる人は階段を歩いて」とは思うものの、階段がなくエレベーターしかない駅も多いです。
では、私の意見は?
私の考え方は、だいたいのことは次の発想で決めています。
「病気や障害を持つ人のことを第一に考えて社会のルールを作るのがいい。
そうすると、困難を持っていない人々にとっても住みよい社会になる」。
ということで、「エレベーターでは歩かず立つ」が私の意見です。
ついでに地域差を
関東と関西では、エスカレーターのどちら側を空けるかが異なるそうですね。
関東地方を始めとする多くの地方では、左側に立って右側を空ける習慣がある。
大阪や神戸を始めとする近畿地方(京都府、滋賀県を除く)では右側に立って左側を空ける習慣がある。
ただし、京都の一部(主に京都市営地下鉄)では、元来は左側空けであったものを、
近畿地方以外からの観光客などのエスカレーター利用状況に対応するため、右側を空けるように変更した事例もある。
また大阪より京都と経済的に結び付きの強い滋賀県でも、京都の影響から地元住民も右側を開ける事例が多い。
(引用:ウィキペディア)
そうなんです。
京都は右側を空けています。
京都駅に到着した方々は、一瞬戸惑うでしょうね。
このポスター、いかがでしょう?
エスカレーター「みんなで手すりにつかまろう!」キャンペーン
一般社団法人日本エレベーター協会
最後のポスターは集団主義のようで、またジェンダーの観点からもどうかなと思いました。
今日のカクテル
「セッカチ」
・ジン・・・・・20ml
・ウオッカ・・・30ml
・タバスコ・・・10ml
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